品質向上への取り組み

■品質方針

「顧客満足の向上を図るために施主・施工者と真摯に対話を繰り返し 常に自分の設計業務を見直し、向上し続ける努力をします」

岐阜県内の設計事務所では、当社が初めてISO 9001:2000(JIS Q 9001:2000)を認証取得致しました。西建築設計事務所では、品質と満足度の向上のための新しい取り組みに挑戦し続けています。

■登録証

ISO 9001:2000(JIS Q 9001:2000)
建築物の設計及び工事監理

登録番号:RQ2082
登録日 :2008年8月8日
有効期限:2011年8月7日

品質向上への取り組みとしてのISO9001:2000取得に至るまで

ISOの取得を考えましたのは、設計行為を取り巻く以下のような社会情勢の大きな変化があったからです。

  • 耐震偽装による基準法、士法の改正
  • 公共事業投資抑制による官庁物件の減少
  • 建築に対しての品質確保への高レベルの要求
  • コンプライアンス等々

世の中が建築設計事務所に対して求める責任の重さは年々増していき、社内の体制がしっかり機能していないと、設計事務所として要求に応えられない状況になる、という危機感が芽生えたことも理由の一つです。

また、設計事務所は、どちらかというと職人的世界です。個人の長い間の実務経験に負うところが色濃くあります。従って、個人ノウハウの集積が主軸となり、業務の数値化などはしにくい環境です。一通りの実務を経験し、技術者として施主と打ち合わせを進められるまでには5年~7年かかり、その間に資格を取得し独立開業を目指すのが王道です。そのため、事務所経営においては、人材育成と確保に悩まされるのが常です。ある程度一人で仕事が出来るようになると独立する、という学校のような場所になっているからです。

このような設計事務所を取り巻く環境の変化と、設計事務所の持つ体質を勘案して考えていくと、経験のない若い技術者が会社のルールを作ることで、経験者のノウハウを習得していくというシステムをつくることが、とても大事に思われてきました。

  • 経験者の退社によるノウハウの流失防止。
  • 品質向上に向けての会社としての取り組みを着実に積み上げる。

こうした取り組みの地道な積み上げが、信頼性向上の根本になると考えました。

しかし、ISO取得に関しての風評は、どちらかというとネガティブなものの方が多く、現場の実態とかけ離れたルールであり、認証の為に作るルールでは意味がないのではないかとも感じておりました。そんな時にコンサルタントの先生から、「現在、社内で暗黙になっているルールのようなものを明文化し、システムにしていくことだ」と納得のいくアドバイスがあり、取得に向けて本格的に踏み切ることができました。

ルールのためのルールではなく実際に使えるものにしていくには、社員全員の意識改革も必要です、また、何よりも品質と信頼性向上に向けて強力な推進力が要求されます。これらの資産が同時に取得できると感じたことも、ISO取得への取り組みを決めた理由です。

ISO取得までの一年間には様々な改善点がもたらされました。実務において経験値で進めていることの中の曖昧な部分が正され、顧客に分かりやすい説明をするために、自らの業務の流れを客観視することの重要性も、改めて気付かされました。

ISOを取得したことで、会社に一つの軸ができました。設計行為にマネージメントシステムは果たして必要なのか、という懐疑的な思いは払拭され、社会の要求レベルへ設計事務所として責任を果たし、社内マネージメントが円滑化されたことを実感しています。

今後は、サーベイランスによるルールの身体化をもとに、建築設計行為に必要な社内のシステム運用ツールを向上させ、社員一人ひとりの感性の研磨をしていきたいと考えています。

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